日本のTop10の会社を作る
【TNK出身起業家インタビュー 井手康貴さん】

今回のインタビューはTNK12期、株式会社Flatt代表取締役の井手康貴さんです。井手さんは、サーバーサイドエンジニアとしてメルカリにてインターンを経験。その後、株式会社Flattを設立されました。
井手さんにTNKでの経験を含め、起業に至るまでの経緯のお話を伺いました。

井手さんは今どのような事業をされているのでしょうか?

創業して1年ほどやっていた前のライブコマースの事業は上場一部の会社譲渡して、今はサイバーセキュリティの事業をやっています。

どうしてセキュリティの領域を選んだのですか?

基本的に規模を求めるというか、日本の中でTop10に入る会社になりたいという想いがあり、最低でも1兆円の会社になれる事業というのと、その中でも自分にしかできない領域ということでサイバーセキュリティの領域を選びました。

事業領域を選ぶ上で、 まず母数が大きいことは前提条件であると考えています。そして次にビジネスの形です。身の回りにある課題を解決することや現在規模のある事業を、形を変えてリプレイスすることなど、ビジネスの考え方っていくつかあると思います。自分は今後3~5年後にインターネットによる効率化の結果、あらゆるものがインターネットに接続するようになるのはほぼ確実だと思っていて、例えばオフィスにあるヒーターもネットでいじって外から時間設定をして早くつけられるようになる、といったことが当たり前になると思うんです。その過程で必要なものを考えた時に、1番自分がいけるなと思ったのは、セキュリティでした。 ネットに繋がるところが多ければ多いほどセキュリティリスクがその分増えますよね。ハッキングされるのがインターネットに繋がった車や医療機器のような人命が関わるものだった場合、セキュリティが果たす役割はとても大きいと考えています。
それに加えてこの領域を選んだ理由にはその領域で戦えるプレイヤーが少ないというからというのもあります。僕の中で、規模が取れて、国にも貢献できる、そしてエンジニアのバックグラウンドを活かせる自分にしかできないという意味合いでアリかなと思ったのです。

今後どのような道筋を描いて行きたいか、どのような会社にして行きたいかというビジョンなどはありますか?

任天堂・SONYあたりを超えるくらいの会社にして行きたいという目標があります。具体的な数字をあげていうと、海外の売り上げが会社全体の売り上げの7、8割あって、かつ時価総額が数兆円規模にまでに及ぶ会社にして行きたいというのがありますね。

なぜ学生で起業しようと思ったのですか?起業するに至った経緯を教えてください。

学生の頃から世の中に対する疑問が大きく、高校の時に国の政策などを考えて議員さんに持って行ったり18歳選挙権の運動をしたりしていました。もっと効率化できるのに既得権益のせいで合理的ではないところが世の中に多くあるなと感じていたんです。元々は政治の仕組みから変えていけるかなと思っていましたが、政治家の人に話を聞くと、優秀だと思える人でも政策で具体的に変化を起こすことができていないこともあり、政治からではかなり厳しいと考えるようになりました。そこで、それをTechで解決していきたい、政治より資本主義の中で力を持ったものがこの問題を解決できると感じたのが、ビジネスを始めたきっかけです。

メルカリでエンジニアのインターンをされていたということなのですが、そこでの経験がどのようなことに活きていると思いますか?

メルカリには大学に入学した時から入りたいと考えていました。理由は日本で圧倒的に伸びていて、創業数年で1兆円を目指すレベルにまで急成長している会社が当時メルカリくらいしか見当たらなかったからです。当時は会社ができて2、3年目くらいのタイミングでしたが、その成長スピードは日本で唯一、歴史上唯一くらいのレベルであったと思います。今でこそ新卒採用を行っていますが、その頃は全員中途で強い人を引き抜いてくる感じだったのでエンジニアの能力を強く求められていると感じました。そこで一旦、エンジニアを育てることに定評があるFiNCでエンジニアとしてインターンすることにし、1年くらい勉強した後に、なんとかメルカリに入ることができました。

メルカリでは、まだメンバーが少なかったのというのもあり、経営陣やプロダクトのキーマンと直接コミュニケーションを取れる環境にありました。そこでKPI設定やプロダクトを動かす方法などを一通り学び、それが相当勉強になったと思っています。かと言って実際にやってみると、それらが頭に入っていても同じように再現するのって相当難しいのですが、そういうのを知っているだけでも割とアドバンテージになったと思っています。

インターン先はどういった条件で選ぶのが良いのでしょうか?

裁量権の大きさと働く量、メンターからのフィードバックの質が重要なので、良いメンターがいて、かつ裁量権が大きく、事業が伸びているという点に重点を置いてチェックした方がいいと思います。
事業が伸びていると仕事が増えて任されることが増えていくので、それらの条件の揃ったところが一番成長できるます。しかし会社が伸びるかどうかの判断は非常に判断が難しく、しかもまだ会社が小さい時に判断しなくてはならないので、ほぼ運みたいなところはありますね。とりあえずは条件が揃っていると自分が納得できるところに入るのが良いと思います。
あとは実際にそこで働いている人に聞くぐらいしか今は判断材料がないと思います。今はいっぱいベンチャーがあるので、いつもWantedlyで探しつつ、先輩や周りの人の意見を聞いたりしてインターン先を決めてみるのがいいんじゃないでしょうか。

なぜTNKに入ったのでしょうか?TNKに入ったきっかけを教えてください。

TNKに入ったきっかけは偶然、予備校で一個上の代の先輩からTNKの話を聞いていてちょっと気になっていたからですね。ちょうど自分で会社を経営しようと考えていたので、勉強になると思い入りました。

TNKに入って一番良かったことは何ですか?

それこそ今株主に福島さんがいたりするので、その辺のつながりは良かったです。やはりコミュニティは強いなって感じますね。勉強会自体は半分くらいしか行っていませんが、強いコミュニティの中で情報的には圧倒的に優位なところにいれたかなと思います。今もTNKの繋がりを通して、先輩から案件をいただいたりしています。

TNKでの活動をどのように活用していましたか?

特に勉強会は基本を勉強するという意味ではすごく良い場なのかなと思っています。
自分の周りに勉強する人がいることで挫折しにくくなるので、その為の環境としても重宝できると思います。ただ集団としての弊害として個々人のスピードによってレベルが常に変化しているんですよね。TNKは二期制なのでノウハウが伝わりにくく、インプットによってどんどん成長できたのでアウトプットにシフトしたい人が勉強会ではなくインターンに時間を割きたいと考えてバラバラに離れていくことが問題だと自分は思います。

TNKの同期との現在の関係性はどの様な感じですか?

だいぶ仲が良いので話しやすいというのはありますよね。うちも株主が全員エンジェルなので割と相談はするんですけど、関係性としては上下になってしまうんです。そう意味では、よりビジネスに関して親しく相談できるTNKの同期という関係性は良いかなと思います。

TNKには休学したり退学したりして「起業するぞ!」という人が多いのですがそれについてどのように思いますか?

それぞれのキャリアパスなので良いとは思うんですけど、僕は選択肢を持っている方が当然有利だと思っていて、僕はうまく単位も取っているので卒業した方が同じ大学っていう切り札を持っているか持っていないかという意味で良いかなと思いますね。僕は事業の方に重きを置きたいので、極力楽に卒業できる学部を選ぶようにしました。

器用な人と不器用な人っていると思っていて、辞めたければ辞めれば良いと思います。でも、海外の方が学歴社会なので、海外に行った時に話を聞いてもらえなくなるっていうのがありますかね。知り合いの起業家の方から海外に行く時に東大というだけで話を聞いてもらえることがあると聞いていたので、海外で事業をやるのであれば卒業することを意識した方が良いのかなと思います。日本で生きて行く限りはあまり学歴は関係ないのかなって思っています。

尊敬している起業家はどなたですか?

尊敬している人は大勢います。大体の起業家の方は尊敬していますね。むしろ僕が人として尊敬しているのはイチローとかですね。起業家としてこの人になりたい、という人はいないです。単純にトップレベルの人達と同じ視座で話せるようになりたいと思っています。基本的に0→1を作っている人は全員尊敬しています。

起業したいという思いはあっても最初に何をすればいいのか分からない学生は多いかと思います。何か解決策やアドバイスはありますか?

自分は元々軸が強い人間で迷いはなかったのであまりわからないのですが、とりあえず30万円くらいを稼ぐか借りるかして会社を作った方が良いと思います。結局やらないと始まらない。高校の時からビジコンとかやっていましたけど、ビジコンって本質的ではないです。結局やらないと始まらない、分からないというのが正直なところなので迷うくらいならとりあえず会社を作っちゃうっていうのが良いと思いますね。

最後に起業しようと思っている、TNKに入ろうか迷っている学生に一言お願いします!

とりあえず会社を作ることが一番大事というか、とりあえず会社を作ってから考えた方が良い。基本的に考えすぎるよりも行動しすぎる方が良いっていうのが全てですからね。自分は常にマグロみたいな感じで行動しないと落ち着かないタイプなので、ずっと何かしらをしているんですけど、それが一番ポジティブに働けている要因である感じがします。世の中それが一番大事なんだなと思いますね。この常に何かやっちゃうっていう自分の性格が一番起業に活きているなと思います。

TNKでは現在新メンバーを募集しています!

加入にはエントリーシートの提出と面接が必須になっています。
以下のリンクからエントリーシートの提出をよろしくお願いします。
https://forms.gle/a5oG7j4RjZCVmA8x8

また、普段のTNKの活動内容や、勉強会の雰囲気を知ってもらうための公開勉強会も開催いたします!
スケジュールと日時は以下の通りです。
主にTNKの活動についての説明と、TNK出身起業家の方によるパネルディスカッションを行う予定です。

第1回公開勉強会 〜TNK出身エグジット起業家トーク!〜

ゲスト:アウルス株式会社 佐藤励司さん、カウモ株式会社 太田和光さん
日時:4/7 (日) 19:00〜
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
詳細は以下のFacebookイベントページから!
https://www.facebook.com/events/386019128861358/

第2回公開勉強会 〜TNK出身学生起業家が語る起業のリアル〜

ゲスト:株式会社picon 渋谷幸人さん、株式会社Wizleap 谷川昌平さん、株式会社Telescope 山内遼さん
日時:4/10 (水) 19:00〜
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
詳細は以下のFacebookイベントページから!
https://www.facebook.com/events/1136912003137214/

第3回公開勉強会 ~TNK出身AR起業家が語るARの未来~

ゲスト:プレティア株式会社 牛尾湧さん、Graffity株式会社 森本俊亨さん
日時:4/13 (土) 19:00~
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
詳細は以下のFacebookイベントページから!
https://www.facebook.com/events/540182616503973/